日焼け、アザ、睡眠不足 スポーツと文化の力 by巳波美来
こんにちは
ラボメンバーの巳波美来です。
いきなりですが、、、「ラクロス」という競技を知っていますか??
プリキュア、猫の恩返し、を思い浮かべた方……あってます。棒にカゴがついてるやつ……それです。
私は大学からラクロスを始めました。
オシャレして、ランチして、おしゃべりして……というキャンパスライフが、真っ黒、アザだらけ、いつも眠い……になるなんて自分でも想定外でした。ですが幸運なことになかなか上手くならないのでラクロスに飽きることなんてありません!
なぜ毎朝早起きして、ほとんど休みもなく練習を続けることができたのかとを考えみると、大好きなチームが勝つ喜びこそが私を突き動かしているのだと思います。
スポーツには人々を動かす、大きな力があると思います。ラクロスを通して身をもって体感しました。野球やサッカー、最近ではラグビーで日本中が熱狂していますね。また、身近には今年の駅伝で青学が優勝したこと。選手、スタッフ、コーチの方はもちろん、青学全体が幸せになるのを目の当たりにしました。たった数人でこんなにたくさんの人を熱狂させることができるのは、スポーツか音楽くらいだと思います。
誰もがみんな、日頃から、想像を超えるような驚きの瞬間を待ち望んでいます。勝者は一人という究極の状況でその瞬間は訪れ、一部始終を目撃できるのはスポーツです。
話は変わりますが、私は総合文化政策学部という学部で、国際文化交流を専攻しています。今、国境を越えるたくさんの課題があるなかで、国家同士の政治や経済の関係だけではなく、市民間の交流が重要になっているといいます。
真っ向から反発し合うのではなく、違うかたちで主張したり、損得を考えず相手の文化を受け入れたり……こういうしなやかな力が平和には必要だと思います。
スポーツはそれに匹敵する部分があると思います。大げさに言うと、スポーツのもたらすあの幸せ感を世界中の人々と分かち合えたら世界は平和なのに……(笑)
また、平和って健康と同じで、その有り難みを実感せずに忘れられてしまいがちだと思います。部活の存続の危機に陥ったときにはじめて、日本一を当たり前に目指せて、本気でラクロスに打ち込める日々はどれだけ恵まれた環境かを痛感させられました。
そもそもスポーツができるのは平和で、ある程度の余裕がないとできないです。
映画で見たシリアのサッカー選手は、紛争が悪化するにつれてサッカーボールを手放し銃で政府と闘うようになりました。
私はシリアの紛争をとめることはできません。ですが、その人々のことを考えるのと考えないのとでは大違いです。
おそらく世界で戦争が起きているという事実を生涯一切知らなくても日本では生きていけます。高校までの自分はそうで何も不自由なく暮らしていました。ですがなにも知らないと、自分の世界のなかでなにも起きてないことと同じになってしまいます。
母国から追い出され帰りたくても帰れない人、親に虐待されて存在価値が否定されている人、平和を掲げて非暴力を訴え殺された人、教育を受けたいのに受けられない人……。
世界中にこのような人がいると知ったとしても考えたとしても、何もできなくて、胸が痛くて、たいしたことも言えなくて、難しくて、どうしたらいいか分からなくて……でもまずは知らないと、考えないといけないと、このラボの活動をきっかけに思うようになりました。
おわり。
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