「ホタル館 富屋食堂」 by清水花那子
みなさんこんにちは。
ラボ2年の清水花那子です。
私の家族は旅行が大好きで今まで様々なところに旅行に行ったのですが、その中で私が一番感銘を受けた場所を紹介します。
それは榎本さんの記事にも上がっていた知覧です。
知覧は鹿児島県薩摩半島にある町で、戦時中はここに特攻基地がありました。私は、5年前この知覧にある「富屋食堂」に訪れました。
富屋食堂は女主人である鳥濱トメさんが1929年に開いた食堂です。その後富屋食堂は陸軍指定の食堂になったため多くの特攻兵がこの富屋食堂に訪れました。トメさんは出撃前の特攻兵たちに「食べたいものはあるかい?何でも良いよ」と言い、戦時中で食料不足の中、彼らが食べたいものを作ってあげ、そんなトメさんを特攻兵たちは「母ちゃん」と慕っていたそうです。
「富屋食堂」は今、記念館になっていて、トメさんと特攻隊員の写真や、彼らの遺品、手紙が展示されています。知覧特攻平和会館ほど展示品の数は多くありませんが、特攻隊員一人一人の詳しい説明があり、特攻について深く考えさせられました。
特攻兵達が遺していった手紙の字は驚くほど綺麗で、死の直前に書かれたと考えると本当に涙なしでは読めませんでした。彼らの手紙を読んだ時、自分はこういった歴史の上に「生かされてる」んだと強く思いました。そしてこの事実をどうにかしてでも後世に伝えていかなければならないと思いました。
鹿児島、知覧へ行った際は是非「ホタル館 富屋食堂」へ寄っていただきたいです。
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